六本木 商店街-新設置の通行量自動計測器のデーターの活用「人流測定できる多機能型街路灯(スマートポール)」-

 桜の咲き乱れる4月6日(土)の午後、商店街研究会は六本木商店街振興組合(以下、六本木商店街)を訪ね、理事長の臼井浩之様から同商店街が行っている通行量自動計測器のデータの活用についてのお話を伺いました。
 六本木商店街は、かつて夜の六本木のイメージでしたが、今は美術館が建てられるなどArt&Designの街として再開発、六本木ヒルズやミッドタウンを含めた大きな商店街です。

 六歩院議商店街で設置された通行量自動計測器は、民地に設置した4台のカメラで六本木交差点の人流を測定しています。プライバシーを配慮して映像は録画していませんが、測定したグラフを見ると、人流は金曜日の23時がピークということ、土日になると女性が多くなることがわかりました。また、イベントを行った時にどれだけ成果があるかも視覚化でき、例えば土曜日の夜に「六本木アートナイト」を実施した時には、通行量が普段の土日よりも約2倍になっていたそうです。


 多機能型街路灯(スマートポール)の設置も計画されているそうです。唯一商店街が道路に設置して自由に使える設備としてフラッグを掲げ、カメラ(人流測定)、Wifiアクセスポイント、LED演出照明、LED表示器などのいろんな機能を利用することができます。 
また、将来はカメラで得た情報をオープンにしてそこを通る自動車の自動走行の助けにもしたいと言われるなど、六本木商店街は、積極的に先進的な取り組みをしておられる街であるという印象を強くしました。

城東支部 芹生 一史

 

 

 

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