「川崎銀柳街商業協同組合」 -街づくりの推進とオリジナルマンガによるアピール-

 梅雨入りした翌日の6月8日(土)、商店街研究会は、開閉式のアーケードにより天気に左右されずお買い物ができる川崎銀柳街商業協同組合を訪れ、同組合事務局の清水和久様より、街づくりの推進とオリジナルマンガによるアピールについてお話を伺いました。

  今年で70周年を迎える歴史ある同組合は、時代とともにお店も入れ替わり、会員の考え方も多様化してきたことから、川崎市の「地区まちづくりグループ」に登録申請し、他の地域の状況も参考に知恵を絞り「川崎銀柳街 街づくりルール」を制定しました。さらに、伝統の継承や快適なお買い物環境の提供などを「川崎銀柳街 街づくり憲章」として掲げ、今後は、法的拘束力のある「地区まちづくり構想認定」を目指していくそうです。

 もう1つのお話のオリジナルマンガによるアピールについては、これまでホームページをシステム会社がメンテナンスをしていましたが、スマホにも対応するホームページを手軽に自分たちで編集できるソフトウェアを導入したのを契機に、スマホでマンガを読む若者が多いことに着目し独自に企画したそうです。オリジナルキャラクター「ギンちゃん」を使った同組合事務局の手による4コマ漫画をホームページに掲載しています。ワープロソフトで製作したそのマンガは、プロとは一味違うほっこりとした気持ちになるマンガでした。他の企画も含め、狙い通りPCよりもスマホによるアクセスが多いそうです。

 二つのお話とも自らの手で何とか課題を解決しようと真摯に取り組む姿勢を感じられる内容でした。その姿勢に敬服すると共に今後の活動にエールを送りたいと思います。

城北支部 山本 一臣