地域に選ばれる商店街になるために

 商店街研究会例会は、新型コロナのため、例会が3月から開けなくなり5カ月ぶりに8月22日(土)の15時から、Zoomで開催しました。 講師には、商店街研究会顧問で流通科学大学講師の新雅史先生を招いて行いました。

 講師の新先生は光文社新書「商店街はなぜ滅びるのか」の著者で、経産省の委員等を務められています。  人口が減少、ライフスタイルが変化する中で、商店街という買い物の場が、小売りから飲食・サービスと幅広く変化していきました。商業機能だけで考えると商店街の衰退は免れません。これからは、商店が集まる街から地域住民の生活を支える街へ変わる必要があります。生活を支える商店街になるためには、社会福祉系事業所の街区への誘致が考えられる商店街がどのように変わるかは、地域が主体的に選択することになります。つまり、地域に選ばれる商店街にならないと生き残れないことになります。

  地域に選ばれる商店街にならないと生き残れないが、そのためには自治体との連携は欠かせません。しかし自治体および担当する職員の商店街支援に対する認識やかかわり方には、現状ではレベル差が大きくあります。 地域住民の生活を支える商店街になるためには、ビジョンが必要になります。これからの必要とする専門家の能力面から考えると、@協議する場を運営する能力、A地域の情報を収集する能力が必要となります。