京都府商店街創生センターの取り組み

 令和3年7月の商店街研究会は、京都府街中小企業総合支援課、商店街創生センター事務局長の前田志津江様にご登壇いただきました。 創生センター創設前の施策としては補助金を利用して商店街が各々施策を行っていたが、「補助金以外にソフト面の支援強化が必要、また商店街毎のオーダーメイドの支援が必要と感じ的確な政策、事業の立案のためには現状把握をすることの必要性を考えアンケート調査、訪問、ヒアリングを実施した。その中で訪問記録カードを各個店毎に作成する事に繋がった。これにより人事異動による担当者変更が生じた場合でも人よらず途切れない支援が可能となっている。

 創成センターの主な事業は、1.商店街の実情に応じた支援、2.商店街支援組織・人材によるサポート、3.商店街と若手起業家・大学生等の交流機会の創出、4.商店街情報の一元化・発信強化となっている。商店街への訪問回数は約5年半で2,200回に上る。これら幾多工夫の中において、起業家・大学生等の交流機会の創出商店街活性化の成功事例の紹介等、に花を咲かせている。

 商店街からの評価として、長岡京市のセブン商店会の林会長から、「これまで補助金を軸にして成り立ってきたがこの関係には瞬は出来ても持続は難しい。官民一体となって課題を共有すると一緒に走りやすい。走り出しながら考えるということを創生センターと一緒に取り組むとそこには信頼関係が出来て現場に踏み込んで来てくれていることにと非常に意義がある」と創生センターの活動は商店街からも非常に高く評価がされている。