広域地域連携(地域特産品販路開拓支援)

商店街研究会は、ふるさとの特産品を東京の商店街で販売するための、拠点探しをお手伝いします。

 売り手(店舗、商店街)は、「お客様に喜んでいただける商品が欲しい」と常に考えています。一方、作り手は、「自慢の特産品を一人でも多くの人に食べてもらいたい」と強く願っています。商店街研究会は、様々な活性化事業や調査・研究を通じて東京の商店街の実情、ニーズを把握しています。また、広域地域連携の事例も数多く視察し実現しています。
  だからこそ、商店街研究会は双方の思いをマッチングさせることができるのです。そのための支援、補助金の活用相談、アドバイス、申請等もしっかりとお手伝いします。

広域地域連携

 

当ホームページでご紹介した広域地域連携の例

●ハッピーロード大山商店街 とれたて村  商店街活性化事例第二回 

ハッピーロード大山商店街 とれたて村 「とれたて村」は板橋区の支援により商店街振興組合が直営で開いた「全国ふる里ふれあいショップ」というアンテナショップの愛称。板橋区と交流のある山形県最上町、千葉県鴨川市など全国9市町村の特産品を仕入販売している。売れ筋は「本物」の食べ物。山形のずいき、フルーツトマト、かぼちゃなどの野菜。他に新潟の米菓、群馬の卵など。主婦たちは、ありきたりではなく、より安全で昔懐かしい濃い味の野菜がありそうだと思ってこの店を覗いて行く。店長以下7人のパート店員が交代で運営を担当している。

●上板橋南口銀座商店街 上板橋とれたて村 活動内容2006年 8月 

 地方との交流を目的に、空き店舗を活用して地方の特産品の販売や観光案内を行うアンテナショップ。アンテナショップの商品選定として、土産物ではなく、商店街の各店からも受け入れられるように、食品・酒などで高くても特徴がある名産品を主体にしている。

●吉祥寺 麦わら帽子 活動内容2007年 10月

 武蔵野市が従来から行っていた交流物産展から発展したお店。場所は吉祥寺駅から歩いて数分の中道通り商店街で、店舗面積は15坪。
  地方物産を扱うアンテナショップという側面と、地元における生鮮野菜果物の販売店としての二面を持っている。
取扱商品は、@武蔵野市の友好都市7市町の米・魚介類・加工食品・酒などの特産品、A友好都市より産地直送および市内近郊農家からの生鮮野菜果物から成っており、仕入商品は全て買取である。国産・無添加・安全食品をコンセプトとして地元の支持を得ており、店頭販売だけでなく市内の保育園・学校などにも納入している。

●早稲田アンテナショップ こだわり商店 活動内容 2009年3月

早稲田アンテナショップ こだわり商店早稲田大隈通りにある早稲田アンテナショップ。
  地域密着のスーパー稲毛屋を経営してきた安井浩和氏が、食べたこともないのに「この大根美味しいよ!」と言いながら販売する自分に後ろめたさを感じ、 「自分の舌で確かめて、自信を持って勧められる商品だけを販売していこう、それが本当の商売のやり方ではないのか」と考えて設立した。
  現在、栃木県茂木町(里山)、宮城県三陸町(海産物)、東京都檜原村(山)から、商品を産地直送で仕入れている。

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広域地域連携で利用できる補助金

●活用できる補助金(産地側対象)

●活用できる補助金(店舗側対象)

広域地域連携で活用できる補助金

都内アンテナショップ活用のポイント

 特産品や農産物の販売促進を行なう地方の自治体や商工会等にとって、人口の多い東京の住民の反応が直接わかる都内の商店街のアンテナショップは、非常に魅力のある販売チャネルです。しかし目的もなく、ただ出品するだけでは、たいした成果は得られません。都内の商店街のアンテナショップ活用のポイントは次のような点です。

●地域の情報とともに販売する

 特産品を美味しさを理解してもらうためには、食べ方の提案も同時に行なう必要があります。またそのような特産品が生まれた背景を理解してもらうために、地域のライフスタイルを紹介すると商品に対する理解が深まります。このような地域の情報は、POP、ディスプレイ、ポスター、パンフレットなど、さまざまな手段で伝えます。

●完全買取で販売してもらう

 売れなければ返品するという仕入れ体制では、販売のモチベーションは高まりません。アンテナショップには買い取り仕入れをお願いします。その代わり販売担当者には必ず試食をしてもらい、納得していただいた商品だけを販売してもらうようにします。またポスターやパンフレット、「生産者の生の声・写真の入ったPOP」を送るなど、販売しやすいよう可能な限りのサポートを行います。

●来店者の生の情報が取れる仕組みを作る

 アンテナショップの大きなメリットのひとつは、都内の消費者の生の声が聞けるということです。しかし役に立つ情報を収集するためには、情報を収集する仕組みを作ることが大切です。
 効果的に情報を収集するためには、次のような仕組みを作ります。

  • アンケート回答者に景品をつけるなど、定期的に店内アンケートをとる仕組みを作る

  • イベントなどで、アンテナショップの店頭で販売するときは、試食品を食べてもらい、、消費者の生の声を聞く。

  • 定期的に店頭の販売員から、消費者の反応を聞く。

  • POSを導入しているお店では、あいているキーを使って、顧客の属性データを入れてもらえるよう交渉する。


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